自然分娩を希望していても、分娩時はなにが起きるかわかりませんよね
緊急帝王切開となる場合もあります
それは、母体もしくは、胎児が危険にさらされているときがあるからです
「墜落分娩」をご存知でしょうか?
よく、テレビドラマで、「産まれる~」っていって、家やトイレで産むシーンがあると思います。
あのように、準備されずに、急に産まれることを墜落分娩といいます
ただ、めったに起こらないそうですよ
しかし、経産婦の場合は、子宮も伸びやすいですから、出産時間が初産の半分ですし、とっても早いですから、まれにあるようです
トイレで出産すると、後の掃除が大変というのを助産師さんから、聞いたことがあります
赤ちゃんが、頭を打つ場合もあるので、お風呂で産むほうがいいようですよね
自宅で急に「産まれる!」ってなったら、即、お風呂です
出血や羊水がかなりでますから、お風呂だと、水で流すだけで後の掃除が楽とか・・・
しかし、墜落分娩になる前に、救急車を呼ばないと赤ちゃんが泣かなかったり、胎盤がはがれてしまう(酸素が行き届かないし、母体が大量出血となる)と、とっても危険な状態となりますからね
遷延分娩とは(せんえんぶんべん)
通常の分娩時間よりもかなり長い時間かかることを遷延分娩といいます
初産で12~15時間、 経産婦で6~7時間が通常の分娩時間となりますが、
遷延分娩だと、
初産で30時間以上、 経産婦で15時間以上かかります
遷延分娩の原因は
子宮口の開き具合や、陣痛の間隔などからチェックしていくようです
・微弱陣痛
分娩監視装置で陣痛の状態をチェックします。これにより、子宮口が開いていかない原因が微弱陣痛かを調べます
母体が太りすぎや、巨大児、妊娠高血圧症候群 などが考えられます
陣痛が長引くと、疲労でさらに、微弱陣痛が続くこともあるようです
・陣痛が強い(過強陣痛)
陣痛促進剤を使用した時に起こる可能性がある
赤ちゃんの頭が大きいため、下りてこない時
遷延分娩の対処法は?
・微弱陣痛
階段の昇り降りをすると陣痛が強まることがある
乳頭を刺激することで、オキシトシンが分泌され、子宮を収縮させます
浣腸をすると陣痛が促進される場合があり
※体力の消耗も原因の一つだそうですので、体力をつけておくためにも、できるだけ、体調がいい時は、妊娠中は運動するのがいいようです
・過強陣痛
あまりに強い陣痛の刺激が来た場合は、助産師さんを呼ぶこと
陣痛促進剤を使用していた場合は、中止してみる
赤ちゃんに負担がかかり、弱ってきてしまう場合もあるので、状況によっては緊急帝王切開となる場合もあるようです