胎便って?? 思う人もいると思いますが、
通常、胎児はママのお腹のなか(羊水)では、便の排泄はありません
羊水は飲みますが、尿として排泄するだけだそうです
10ヶ月間で、羊水や腸液などが、産まれてきてから、胎便として外にでるのです
この色がビックリなのです。 緑がかった黒色です。 ノリのつくだ煮のような感じと表現している人もいます
ネバネバしているそうです
この胎便が、産まれてから1週間前後続くようです。 なので、入院中は胎便といった感じでしょうか。
胎便が終わると、黄色い便に変わっていきます
胎便が出ないと大変
赤ちゃんが外にでてきて、はじめてすることというくらい、大事な胎便の排泄です。
しかし、まれに、胎便を排泄できない赤ちゃんがいます。
新生児黄疸になりやすくなるそうです
これは、胎便にはビリルビンが多く含まれているそうです
このビリルビンは、黄色をしており、そのため、黄疸になるのです
胎児は、胎盤から酸素や栄養をもらっていますが、少しの酸素で生きていけるようになっているそうです。赤血球に酸素を乗せて全身に運んでいますが、その赤血球には、ビリルビンが含まれています。これが、自分で呼吸するようになると必要なくなるのです。
新生児の通常の1日のビリルビンの量は、20mg前後といわれていますが、胎便に含まれるビリルビンは100mg~200mgといわれています
胎便が出れば、黄疸も自然と消えていくといわれています
胎便はどのくらいの量でるの?
産まれたての赤ちゃんは、まだ、腸が発達しきれていませんし、便の排泄もうまくいきませんから、少量を数回に分けて出すようです
母乳を飲ませることで、胎便を早く排泄することができます
母乳には、塩分が含まれているので、出やすくなるのです
そして、授乳をすることでママの子宮の回復もしてくれます
胎便吸引症候群
黄疸は、産まれてからですが、胎便吸引症候群は、まだ、ママのお腹の羊水にいるときに起こります
通常は、羊水の中では排便をしませんが、
低酸素状態など、何かの異常で、羊水の中に胎便を排泄することがあります (破水すると起こる場合もある)
その胎便が口に残り、うまれて肺呼吸になるときに、気管に胎便が詰まることがあります
これにより、呼吸困難、肺炎などになります。
今まで肺呼吸をしておらず、産まれてすぐにはじめての肺呼吸をするため、まだ、未発達の肺では対応しきれないのです
妊娠32週目以降に羊水に胎児が胎便を排泄してしまっていたら、帝王切開になる場合もあるようです
産まれて間もない便の排泄がうまくできるといいですよね