「くる病」といえば、昔の栄養が十分に取れなかった時代の病気という認識がありますよね
カーコも病名は知っていましたが、今は起こらない病気と思っていました
しかし、この数年で、「くる病」を患った幼児がとっても増えているというのです
くる病とは、なぜなるのでしょうか?
一番必要なことは、ビタミンDの生成ができていないということです
ビタミンDは、食べ物と日光浴で作られます
ビタミンDは、骨にカルシウムなどを沈着させる働きがあるため、骨の成長には必要不可欠です
不足すると、骨が柔らかくなってしまうのです
なぜ、最近くる病が増えてきたのでしょうか?
その一つの原因が完全母乳での子育てだそうです
母乳はとっても赤ちゃんにとっては必要な栄養が含まれているのですが、ビタミンDだけが、不足しているそうです。
もともと、乳幼児の体は、ビタミンDがとても少ないので、あらたに必要となってくるのです
ミルクには、ビタミンDをいれてあるそうですので、ミルクで育った乳幼児のほうがくる病を発症するのが少ないようです
離乳食で、積極的に、魚や卵などのビタミンDの含まれている食材をとるといいでしょう
アレルギーを持っている子どもが最近はとても多く、アレルギーがでる食材は、除去しているケースが多いのです。
その一つに、卵があげられています
卵は、ビタミンDが、たくさん含まれている食材の一つといわれています
日光浴をあまりしていない乳幼児が多いそうです。
最近では、子どもにも紫外線の影響があるため、外出をあまりしないとしているところもあるようですが、
紫外線にあびることで、ビタミンDを形成することができますので、
日焼けをするのは、肌によくないですが、1日に20~30分程度でいいので、太陽に当たることをお勧めします。
知らないうちに治っていることも
ママが、母乳をあげているときは、実は、骨が柔らかくなっており、くる病のような症状がでていても、
赤ちゃんの足がもともと開いている場合など、O脚のようになっていても、あまりわからないこともあります。
そのため、そのままで、離乳食のときに、ビタミンDを摂取して、知らないうちに、治っているという場合もあるようです
カルシウム、ビタミンD,リンを摂取できるようにバランスのいい食事を心がけていくことで、とても変わってくるでしょう
お家で「くる病」チェックをしてみよう
きちんとしたことは、専門の医師に診てもらわないとわからないですが、
1・2歳の子どもの足を伸ばして、かかとをつけます
ひざとひざのすきまが3cm以上あれば、注意が必要だそうです
身長が伸びにくくもなるようですので、そこも気をつけてみておくといいでしょうね
くる病の検査とは
血液検査:
ビタミンDや、リン、カルシウムが少なくはないかを検査します
X線検査:
骨の異常を検査します。骨の先端が欠けているようにみえるそうです
足の骨(O脚など)や背骨などを骨の形もみます
骨の変形が出てしまっていた場合は、骨の矯正や手術をしなければなりません
早めの対処で、治療時間も短縮されます
こまめに、足をみておいたり、食事を気をつけておくことが大事ですね