3歳半健診(3歳児健診)は、発達障害や視力・聴力などで引っかかることが多いので気になっているママも多いと思います。
我が家は、1歳半健診の時に下の歯が外に出ているので要観察といわれていたのですが、今回の3歳半健診では、下の歯と視力検査でひっかっかりました。
健診に行かないと気づかずにスルーしていたと思うので知ることができてよかったと思っています。
3歳半健診が実際に行われた流れ・内容に沿って、私が思ったことなども踏まえて記事にしていきたいと思います。
目次
自宅で問診票や検査をする
保健センターから、3歳半になる誕生月の1か月ほど前に封筒が送られてきます。
その封筒には、問診票や視力検査キット、聴力検査キット、尿検査キットが入っていました。
言葉が遅れていたり発達障害が見つかったり、視力や聴力が弱かったりと、いろんなことがわかります。
しかも、ほとんどの自治体でこの3歳児健診が終わると小学校入学前の健康診断まで何もありません。
小学生になってから症状が発覚しても治療するのが遅いということもありますから、ぜひ3歳児健診には行ってほしいと思います。
たしかに、何か注意されたり言われたりすると不安になるし、行きたくないと思うのもわかりますが、子供の将来のことを考えると早めに対処できることはしておくほうがいいのかなと思います。
保健センターでの健診は平日ですから幼稚園や保育園と重なることもあります。それでも、できれば休ませて健診に行くといいです。
私も仕事をしているので、指定された時間に合わず、保健センターに電話をして一番遅い時間帯にしてもらいました。
電話の時に日程も変更できるので、必要であれば連絡してくださいと言われたので、日程調整は可能なのでぜひ保健センターと相談してみてください。
事前に問診票に記入
問診票には、洋服の脱ぎ着やトイレのこと、また片足立ちができるか?などがあります。○×で答える簡単なものです。
後は、ぜんそくのアンケートもありました。
視力検査キット(自宅)
視力検査キットの中に、ランドルト環(Cの形のもの)の大きいのと小さいのがありました。
まず、練習で大きいランドルト環を使い、慣れてくると、本番で小さいランドルト環を使います。
本番では、2.5m離れたところから、検査します。
上下左右チェックして、できた・できない(〇・×)を問診票につけます。
わが子の再検査と眼科への紹介状について後述しています
聴力検査キット(自宅)
動物などの絵が6個ほど書かれた用紙が入っていました。
用紙に書かれている絵を小さな声でささやいて、どの絵のことを言っているかわかれば問題ないというものでした。
視力検査と同じで、できた・できない(〇・×)を問診票に記入します。
尿検査キット(自宅)
事前に送られてきた尿検査キットには、尿を直接取る紙の袋とプラスティックの容器(スポイトのように使うもの)と採尿を提出するときに入れておく袋がはいっていました。
わが子は、オムツがとれているので、数日前から健診があることを伝え、その日はおしっこを採ることを伝えていました。前日も、明日の朝起きたらおしっこを採るということを話しました。
3歳半健診当日の朝トイレに行ったときに、採尿用の袋を便座のところにもっていき、紙の袋におしっこをしてもらいました。そのあと、プラスティック容器に移しました。
以前から伝えていたからか、すんなりと採尿することができました。
まだおむつの子は、採尿が難しいので、オムツにサランラップを敷いてコットンや使い捨てティッシュをのせて、尿を吸い取るようにするといいそうです。尿が吸い取れたら絞って、採尿していきます。
お友達の地域は、入れ物が入っておらず、自宅にあった洗ってあるジャムのビンにいれて持っていくと、「ジャムの糖が検査にでることがある・・・」といわれたそうです。だったら、入れ物を配ってほしいですよね。
採尿は当日できなかった子もいたようですが、当日尿を持参すれば、検査をし、健診の最後に結果を教えてくれました。
尿検査は、尿にたんぱくや糖が出ていないかを調べるものです。もし、異常があると病気が隠れていることもあるからです。
3歳児健診の当日の流れ・内容
我が家の地域での3歳児健診の流れをご紹介します。
①受付で、問診票と検尿を提出
②視力検査・聴覚検査(再診のみ)
③身体測定(体重と身長)
④内科健診
⑤歯科健診
⑥保健師さんとの個人面談
数日前から、わが子には、聴診器でお腹を診たり身長・体重を測ったりするところに行くからと毎日伝えていました。
当日も聴診器でお腹診てもらいに行こうというとすんなり身支度をしてくれました。
では、1つずつ健診項目・内容をご紹介していきます
視力検査(再診)
聴覚検査の問診票には〇をつけたので再診はありませんでした。
視力検査は、自宅でランドルト環を使ってチェックしておく必要があります。問題なければ、すべて〇になると思うので、当日の再診はありませんでした。
ただ、わが子はふざけたり見えないと言ったりしていました。
はっきりと見えているか確認できなかったので、念のため保健センターで診てもらおうと思いました。
そのため、問診票には正直に2個×をつけました。
視力検査の再診は、別室で行われました。一人ずつ部屋に入っていくので、周りが気にならず、検査に集中できるように配慮されているのだと思います。
保健師さんが、ランドルト環をみせて、どちらが開いているかを指さすように伝えていました。
実際に、視力検査をしてみると、右0.5・左0.25ということで、左が見えにくいかもしれないとのことでした。眼科の紹介状を後で渡すので、精密検査を受けてくださいと言われました。
その時、私は、そこまで深刻に考えず、おそらく見方を理解していないかちょっと視力が悪いだけだと思っていました。
が・・・・・、かなり大ごとでした!!
結果的に、3歳でメガネをかけて治療・矯正するということになりました。
ただ、3歳で発見できたことは本当によかったと思っています。小学生になると治療も難しくなるそうです。
私が強くお伝えしたいことは、
自宅でランドルト環をみて、Cの開いている方向をきちんと答えられなければ、必ず、3歳児健診で再診してもらったほうがいいです。
面倒だから、適当に〇にしておこうと考えているかもしれませんが、これはかなり危険です。
小さいときに気づかれないままで、小学校入学前の健康診断で「見えていない」といわれる子も多くいるそうです。
目の成長は6歳ごろで止まってしまうそうですから、小学生から治療となると手遅れになることもあるといいます。
わが子は、目が見えにくいという素振りはまったくありませんでした。
遠くの飛行機や鳥も見えますし、小さいアリもみつけることができます。
3歳半健診の視力検査で再診をしなければ、気づかずに治療しないまま小学生になっていたと思います。
保健師との面談で眼科への紹介状を作成した話は後述してます↓↓↓
3歳半健診で視力検査にひっかかったため紹介状をもって眼科で検査を受けた内容は長くなるので、別記事にしています↓
身体測定
視力検査が終わって、おもちゃや絵本があるところで待っていると、名前を呼ばれました。
パンツ1枚になってくださいとのことで、服を脱ぎました。できるだけ自分で脱がせるようにしました。
身長と体重を測りました。
特別何も言われることはありませんでした
内科健診
パンツ1枚のまま、身体測定の後、内科健診をしました。
椅子に一人で座れるなら、一人で座ってくださいとのことで、わが子は一人で座りました。
最初に名前を聞かれていました。
聴診器で背中と胸・お腹を診てもらい、医師の手でお腹を押さえて触診もしていました。
「気になることはあるか?」と聞かれたので、ないですと答えて終わりました。
服を着て、また、おもちゃのところで待っていました。
歯科健診
名前を呼ばれて、歯科健診の場所に行くと、親が椅子に座り、膝の間に子供を立たせるというやり方でした。
立っている子供が口を開けて、歯科医に虫歯のチェックをしてもらっていました。虫歯はありませんでした。
わが子は、下の歯がでているので、1歳半健診で要観察といわれていました。
特別何かをする必要はなく、3歳半健診まで様子を見るということでした。
その理由は、3歳ごろには治っている子も多いからだそうです。
しかし、わが子は、3歳になっても治らず、反対咬合(かみ合わせが悪い)のままでした。
歯科医に「下の歯が出ているのが気になっている」と伝えると、「気になるなら、歯医者で診てもらったら」とだけ言われて終わりです!
え??相談しているのに、なんて事務的で、ここに歯科医がいる意味ないやん!って思いました。
歯科医の診察が終わって歯科健診のところで待っていると、歯科衛生士さんに名前を呼ばれました。
歯科衛生士さんには噛み合わせのことを言われました。
硬いものを噛むこと。
りんご、せんべいなどを前歯でかみちぎって、奥歯ですりつぶすことをするといいとのこと。
舌が下に落ちていると下の歯が外にでてしまうとのこと。
口が半開きに開いてしまったりするので、舌の運動「アイウベ体操」をするのがいいこと。
でも、歯医者に行ってください!とは言われず、「歯医者に行ってみるといいですね」ぐらいのやんわりとした言い方でした。
なら、どこの歯医者がいいのか聞いてみようと、「矯正専門の歯医者がいいですか?」と聞いてみると、
「それでもいいし、小児歯科でも診てくれます」といわれたので、
「どこの歯医者がいいとかありますか?」と聞いてみると、
「今は、ネットでも検索できるからね。無料で相談できるところもあるし。歯科医によって早く治療するところもあれば様子を見るところもある」とだけいわれました。
すすめるだけすすめて、なにも教えてくれないため、聞いても無駄だなと思ったので、それ以上は何も質問しませんでした。
歯科は、必要ないところを削られたり抜かれたりなど(単なるイメージです)、歯医者によって差がある印象があったので、歯科医選びに失敗したくないし、きちんとしているところを知りたかったんです。
いくつか歯医者を紹介してほしかったけど、してくれないのは困るなと思いました。
保健センサーでは、歯科健診はどうでもいい項目なのではないかと思うくらいイヤな感じだったので、歯医者は自分で通って納得のいくところを探して、わが子を連れて行こうと思っています。
保健師との面談
歯科健診が終わると、さいど、おもちゃのところで遊びながら待っていました。
だんだん、わが子も飽きてきたようで早く帰りたくなっていました。
保健師さんに呼ばれ、個人面談をしました。
保健師さんが子供に「お名前教えて」と聞いたり、「どうやってここまで来たの?」と聞いたりしていました。
クレヨンの色を聞いたあと、そのクレヨンでお絵かきしておいてと言っていました。
お絵かきしている間に、親と保健師さんで話をしました。
ここでいよいよ視力検査で見えにくかったので精密検査を受けるための眼科への紹介状が作られます。
保健師さんに、「かかりつけの眼科はありますか?」と聞かれたので、眼科には行ったことがなかったので「ありません」と答えました。
すると、眼科の住所が載った資料を見せられました。
で、この中から、行けるところを決めてほしいといわれたのです。私は、引っ越してきたこともあり、住所を見せられてもわかりません・・・。
主人に相談したいと思い、「いまここで、眼科を決めないといけないのか?」と聞くと、今決めてもらって、紹介状を作るための資料を作成するとのことでした。
そういわれても、住所がわからないので決められないし、いくつかあるので、1つずつスマホで検索するのも大変だし・・・。
しかも、視力を測ってくれる視能訓練士が○月から産休に入るや週1回しかいないなど、眼科によっていろいろと条件がありました。
そのため、条件のない無難なところを保健師さんが勧めてくれたのですが、私は仕事をしているので夕方しか眼科に行くことができません。
すると、夕方も開いているし視能訓練士も常駐しているという眼科をみつけてくれましたので、そこにしました。
眼科が決まると、紹介状を作って1週間ほどで自宅に届くといわれました。
眼科を決めたりで視力検査のことに時間をとられ、ほかのことは特別質問されることもありませんでした。
下の歯が出ていてかみ合わせが悪いという話もしましたが、「ま~、いちど歯医者に行ってみてください」で終わりです・・・。
矯正をしないといけないかもしれないのですから、歯科も紹介状を出してくれたり、安心できる歯医者を教えてくれればいいのにと思ってしまいました。
今しか治療できない目はもちろん大事ですけど、歯も一生ものなので「大事なんですけど~!!!!!」って思った日でした。
3歳半健診の時間とまとめ
3歳児健診はいろんなモヤモヤがありました。
3歳半健診の受付を14時10分ごろにして終わったのが16時頃でした。約2時間かかったことになりますね。
騒いだり泣いたりせずにいてくれたので良かったです。
歯科健診のところでは、大暴れで泣いている子もいました。
あと、パパだけや夫婦で来ていたりと、意外に男性(パパ)も多かったのがびっくりしました。
おまけ・・・・
集団健診はいろんな環境で育った家族がいるので、びっくりすることもありました。
おもちゃで遊べるところでは、「おもちゃを独り占めする子」がいました。そんなことをしても見ているだけで、注意をしない親だったので、その子供はお友達と一緒に遊ぶことを知らないんだなと思いました。
他の子が遊んでいたおもちゃを「横取りばかりする子」もいました。親はどこかに行っていてそんなことが起きているのも知らないようでした。いざ、家に帰るとなると大暴れで泣く子だったので、普段からわがままぶりを発揮しているのかもしれません。
いろんな子がいるのは当たり前ですが、他人に迷惑をかけないように仲良く遊ぶことができるのが一番ですね。発達障害や言うことを聞かないから仕方がないと放っておくのではなく、親が注意するのも大事だと思いました。(私の個人的な意見なのでさらっと流してくださいね)