胎児が逆子になっているというのをよく聞きますが、どのような状態のことをいうのでしょうか
原因やその発生する確率を調べてみました。
帝王切開になることもあるといいます
逆子とは
赤ちゃんは、頭を下(子宮口側)にしているのが通常ですが、頭が上で、足が下になっている場合があります
頭を下 = 頭位
逆子 = 骨盤位
妊娠8カ月(30週)くらいまでは、赤ちゃんにとってまだ子宮はおおきいので、好きなところを動き回っています。
なので、さほど心配する必要もないようですが、
30週を過ぎる辺りから、頭が一番重いですから、下に向けようとします
逆子の種類
おしりが子宮口に向いている
足は、上にあがっている
経膣分娩が可能なこともある
おしりを子宮口にむけている
ひざを曲げている
経膣分娩が可能なこともある
ひざが子宮口をむいている
立てひざをついている
足を伸ばして立っている
足は子宮口にある
逆子の胎動は、お腹の下のほうで感じるようです。
足が子宮口にあると、子宮口が痛かったり、膀胱が圧迫されたりするようです
逆子の原因は
特に原因というのははっきりしていないようですね
いくつか考えられるといわれているのは、
・赤ちゃんが回りたくても胎盤や子宮筋腫が近くにある
・子宮の形が特徴的で、逆子の位置がしっくりきている
・子宮が固くて赤ちゃんが回れない
など、いろいろいわれているようですが、実際はよくわからないようです。
赤ちゃんにとって居心地がいいのが、骨盤位だったのでしょうね
冷えも原因の一つと言われているようです。
そのため、鍼灸院などで逆子を直す治療をしているところがありますが、それは、母体の体を温めるのだそうです。
冷たいものやクーラーでママの体が冷えすぎてしまうと、胃が冷えて下腹部は熱くなってしまうそうです。
赤ちゃんにとっては頭が熱くなってしまうので、頭をママの胃のあるほうにむいているということもあるようです。
逆子の治し方はあるの?
逆子のなおし方で、逆子の体操や、ママの寝方、鍼灸などいろいろあるようですが、原因がはっきりしていないため、これをすれば改善するというのはないようです。
しかし、やらないよりはいろいろとやってみて、赤ちゃんが回転してくれるといいと思います
外回転術 というのがあり、お腹の外から医師が手で赤ちゃんの向きをかえるという技術です。胎盤やへその緒の状態をみながら、慎重に行わないと、胎盤がはがれたりするそうです。
また、毎日 赤ちゃんに「頭を下に」と、お願いしてみるのもいいかもしれませんね。
妊娠30週くらいからは、赤ちゃんの聴覚も完成するそうですから、ママの言うことを聞いてくれるかもしれません
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逆子の確率は?
妊娠30週くらいまでは、半分の確率で逆子になっているようです
しかし、その後は、自然に頭位になっていきます
結果的に、出産まじかには、5%程度の逆子だそうです。
逆子になったり、戻ったりを繰り返したり、分娩直前で逆子が直ったりといろいろパターンはあるようです
帝王切開になるのは
自然分娩を希望していても、ギリギリで逆子が直らず、帝王切開となることは多いようです。
妊娠10カ月に入ると、逆子がもとに戻る確率は少ないといわれています
しかし、ずっと頭位だったのにも関わらず、いきなり、妊娠38週に逆子になる ということもあります。
帝王切開は、避けたいとおもうママは多いと思いますが、逆子で自然分娩というのはリスクもあります
・赤ちゃんがおおきい
・へその緒が体に巻きついている
・胎児の心拍が弱ってきている
まず、頭を外に出すことで、一番おおきい頭が出れば、体も必然的に外に出ることができます。
(赤ちゃんがおおきく、肩がひっかかったりする場合もあります)
からだが先に出てしまい、そのまま一緒にへその緒も出てしまい、頭とへその緒が骨盤のところで挟まると、赤ちゃんに行く血流が途絶えて、酸素が不足してしまいます (胎児仮死)
その状態になる前に、帝王切開をすることになります