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公開日:2017/02/14
更新日:

多嚢胞性卵巣症候群の治療方法と自然妊娠が期待できるピニトール

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣に成長しきれていない卵細胞(卵胞)が多くあることで、排卵しずらくなっている現象です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、成人女性の5~8%程度の確率で発症するため、自覚はしていなくても、実は軽度でも発症している人は多くいます。

 

生理痛、生理不順、無排卵などの症状によって排卵障害が起き、さらにホルモン異常が合わさって妊娠しづらい体質になっている女性もいます。

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、不妊になりやすいということは、自然妊娠の確率は低いのでしょうか?

治療方法はどのようなものがあるか気になりますよね。

 

多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん PCOS)を徹底的に調べましたので、参考にしてくださいね。

PCOSの症状を緩和するピニトールの効果について先にしりたい!<<<

目次

多嚢胞性卵巣症候群の症状と原因とは

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS polycystic ovary syndorome)は、病気ではありませんが、いろんな症状がありますので、いくつか、症状を例にだしていきます。

思い当たる節があれば、もしかすると多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。

 

治療方法もありますし、妊娠することも可能なことが多いですから。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が改善するおすすめサプリメントもあります

 

多嚢胞性卵巣症候群の症状・特徴

以下のような症状・特徴があれば、多嚢胞性卵巣症候群の可能性があります。

多嚢胞性卵巣症候群の症状・特徴

・生理周期が39日以上が3ヶ月以内あいたり(稀発月経)、毎月来なかったりする(無月経)

・無排卵月経

・顔や胸、背中など、思春期にニキビが多く、大人になってもニキビが多い

・背中・顔・手足など毛が濃い、毛深い、また、家族も同様に毛が濃い

・身内に糖尿病関連の人がいる

・肥満、お腹周りに脂肪が多くついている(体脂肪に男性ホルモンやエストロゲンが多く存在し、過剰に働いてしまうためホルモンの分泌異常が起こる)

・抜け毛が多く、薄毛でもある

次の原因のところでも述べますが、男性ホルモン(アンドロゲン)が多く分泌して起こる症状でもあるため、男性的な特徴である、毛が濃くなったり、頭髪は薄くなったりしてきます。

さらに、口周りやすねなどの毛が濃くなることがあります。

 

太っている(肥満)やニキビがひどい、生理不順など、

女性ホルモンにも関係することで気になることがあれば、

多嚢胞性卵巣症候群かもしれませんので、医療機関を受診するのもおすすめです。

 

多嚢胞性卵巣症候群の原因

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)になると、

卵巣の中にある卵胞ができても、成長せず破裂して排卵しないため、

卵胞が卵巣の壁にひっついて、どんどんたまっていきます。

 

はっきりと解明されていないところもあるのですが、

原因としては、内分泌異常や糖代謝異常などがあります。

 

中でも、この症状は、血糖値が高いことが大きな原因の1つといわれています。

 

どういうことかというと、

食事をすると食べ物からブドウ糖を摂取することができます。そのブドウ糖は血液に入り、身体の細胞にいきわたります。この血液に入った糖を「血糖」といいます。

 

血糖ができるとホルモンであるインスリンが分泌され、血糖が急激に増えないようにコントロールしてくれています。

 

つまり、インスリンの分泌が悪い(インスリン抵抗性)と血糖値が高くなってしまいます。

糖尿病の症状です。

 

その時に、男性ホルモンが多く分泌されるため、女性ホルモンのバランスが崩れてしまい、卵胞の成長が阻止されてしまうのです。

 

そのため、卵胞は成長しても途中で止まってしまい、

排卵障害や無排卵という症状がでてきます。 

これが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因でもあり、不妊症の原因ともなります。

 

インスリンの作用が弱いインスリン抵抗性は、

将来「2型糖尿病」や、妊娠中の「妊娠糖尿病」の症状が出ることがありますから、

注意が必要です。

 

また、卵胞には男性ホルモン(テストステロン)が作られます。

そのため、卵巣にたくさんの卵胞がある症状ですから、

男性的な特徴がでてくることになります。

 

排卵についてですが、卵胞の中に卵細胞が入っています。

成熟して卵胞が大きくなると月に1つずつ破裂します。

これが排卵です。

 

しかし、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵胞が正常に発育しないため、

排卵されずに、卵巣にたまっていくことになります。

卵巣に卵胞がたくさん並んでいるため、「ネックレスサイン」と言われます。

通常はLH(黄体化ホルモン)とFSH(卵胞刺激ホルモン)が分泌されて、

排卵を促すことになるのが、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、LHの分泌が増えてしまい排卵が起こりにくくなります。

(これは、PCOSの診断基準の1つになっています。以下に診断基準は記載)

 

「インスリンの分泌を正常にし、

ホルモンバランスを調整することで

卵胞が成長しやすくなります。」

このインスリンと同じような働きをしてくれる植物性の成分があります。

後述しますね。

>>>インスリンと同じ働きをする植物を先に知りたい!<<<

 

太っていなかったり、糖尿病にはなっていなくとも、

普段の食生活でお菓子などの甘いものや

揚げ物などの脂っこい食べ物を食べる生活をしていたり、

運動を全くしない、不規則な生活をしていてストレスが多いというのも、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性が高くなります。

しかし、逆をいうと、

普段の生活を改めれば、多嚢胞性卵巣症候群は改善することが多いということです。

 

生まれつきや遺伝はあるの?

生まれつき、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)ということはあるのでしょうか?

 

これは、意見は分かれますが、

生まれつき多嚢胞性卵巣症候群になりやすい体質というのはあるようです。

 

さらに、遺伝するのか?ということですが、

これも、やはり生活習慣が同じ家族なわけですから、

食生活も同じとなると、遺伝することもあるかもしれません。

ただ、糖尿病の可能性がある家族がいると、多嚢胞性卵巣症候群の確率も高くなります。

 

 

「日本産科婦人科学会」の資料にも、

遺伝や環境など複合的な因子により発症すると考えられる

と書かれています

しかし、先ほども書いたように、生活習慣を改めたり、

医師の指導の下で治療をすることで改善されていきます。

 

多嚢胞性卵巣症候群の診断基準とは

2007年に「日本産科婦人科学会」が発表している診断基準があります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)診断基準

1.月経異常 (無月経、稀発月経、無排卵周期症のいずれか)

2.多嚢胞卵巣 (超音波断層検査で両側卵巣に多数の小卵胞がみられ、少なくとも一方の卵巣で2~9mmの小卵胞が10個以上存在するもの)

3.血中男性ホルモン高値、またはLH基礎値高値かつFSH基礎値正常

(LH:黄体形成ホルモン、 FSH:卵胞刺激ホルモン)

このように診断基準が決められています。

 

しかし、最初に書いた多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)症状は、多嚢胞性卵巣症候群の特徴となるため、

思い当たる節があれば、医療機関で診察してもらうことで、

診断されるか、もしくは可能性があるといわれるかもしれません。

>>>もう一度、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状・特徴を見てみる

 

特に、日本人の女性でPCOSの症状がある女性は、

肥満ではなく痩せ型が多く、多毛ではない場合もあるようです

肥満や毛深いというのは、PCOSの患者の20%程度です。

そのため、見た目だけではわかりにくいです。

 

さらに欧米に比べて「血中男性ホルモン高値」というのもあまり多くないようです。

生理中に血液検査をすると、ゴナトロピン(LHとFSH)のLHが高くなっていることが多いので、

診断基準の3番目にでてくる診断になります。

 

つまり、検査をしないとはっきりと診断することはできません。

PCOSの特徴で、あてはまるものが多ければ、検査をしてみることも考えるべきですね。

 

参考サイト:日本産科婦人科学会 診療ガイドライン p.131~

 

中学生や高校生でも、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、起こる症状です。

ただ、中学生は、生理周期も安定しないこともあるため、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)というよりはその傾向にあるという場合があります。

また、若年性更年期は、40歳未満で発症するのですが、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が関係しているともいわれています。

 

芸能人で多嚢胞性卵巣症候群と診断されブログで公表

芸能人の中にも、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、ブログで公表している人もいます。

公表している人以外にも、おおくの芸能人が治療している場合もあると思います。

また、自覚症状がなく、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が軽度なため、治療をせずにいる場合もあるでしょうね。

 

生理も順調で、婦人科系トラブルに何も問題のなかった中西モナさんは、

知り合いに言われて、病院を受診すると、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だったそうです。

 

釈由美子さんや神戸蘭子さん、矢沢心さんなど、

今では、ママになっている芸能人たちも、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、

排卵できるように治療して、赤ちゃんを授かっています。

 

PCOSと、卵巣のう腫や子宮内膜症との違い

婦人科系のトラブルの名前は、とてもよく似ていて、

病名だけでは、どう違うの?って思いますよね。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と、卵巣嚢腫や子宮内膜症はどう違うのか

簡単に説明していきます。

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ):

・卵巣の腫瘍の9割で起こるもので、良性のもの。

・液体の入った袋状(嚢胞)のものが卵巣にでき、通常2~3センチの卵巣が大きく腫れてしまう

・のう腫は、数センチから10センチ以上になることもある。

・大きな症状がないため、妊娠や子宮がん検診などで発見されることが多いく、手術をして治療する

・芸能人:宇多田ヒカル、上原さくら、渡辺美奈代

子宮内膜症(しきゅうないまくしょう): 

・子宮以外のところに、卵巣などに子宮内膜が出来上がってしまう病気。

・子宮内にできた子宮内膜は、生理時に排出されるのですが、子宮以外のところで子宮内膜が働くと、排泄されず残ったままになる

・腹痛やひどい生理痛、不正出血などが起こる

・芸能人:松浦亜弥、大黒摩季、石田ひかり、安田美沙子、友利新、金澤朋子

卵巣嚢腫と子宮内膜症の両方を患った芸能人には、ZARDの坂井泉水さんやモデルの中田クルミさんがいます。

モデルの中田クルミさんは、実際に自分のお腹がでている写真を公開しています

 

中田クルミさんのブログ

http://lineblog.me/culumi_nakada/archives/3465876.html

 

不妊になるの?自然妊娠率は?

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、不妊の原因の1つではありますが、妊娠ができないわけではありません。

卵巣機能が低下しているわけではないため、排卵がうまくできれば、自然妊娠も可能なんです。

ただ、医師と相談しながら安全に排卵誘発できるようする必要があります。

 

まれに、高プロラクチン血症になることがあります。

プロラクチンが分泌されることで、乳汁を分泌を促してしまいます。

つまり、排卵の効果が減り(無排卵月経)、卵胞が正常に育たないことがあります。

不妊症の確率が高くなってしまいます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の10~30%の人に、高プロラクチン血症を合併しますから、

インスリン抵抗性と同じように、注意が必要です。

 

では、自然妊娠率は、どうかというと。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でない女性の妊娠率が90%とすると、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の女性は80%以上といった確率です。

そのため、妊娠ができないということは少ないですが、

この統計は、不妊治療薬や、ピル、、ホルモン剤など医療機関を受診しながらの確率です。

しかも、9年かけての統計ですから、80%以上の人が妊娠できたのもわかる気がしますよね。

 

通常は、子供がほしいなと思ってから、半年から1年以内には赤ちゃんを授かりたいと思いますから、

9年は長いですよね

 

完全に病院へも行かず、自然妊娠できた確率は統計がありません。

 

しかし、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状が軽度の人は、

症状に気づかずに、自然に妊娠できていることも多いです。

 

また、たまたま、その時はうまく排卵していて、

受精もうまくいったため、妊娠できたという奇跡もありますから、

あきらめないでほしいです。

参考サイト:オックスフォードアカデミック(英語)

 

また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵の質が悪いことがありますから、

流産や不育症の確率が高くなるのも事実です。

さらに、妊娠できても、早産の可能性がありますから、

自分の体作りはとても大切になってきます。

 

双子が生まれやすいの?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、双子が生まれやすいといわれています。

排卵障害があり、排卵誘発剤を使うことで、まれに複数の卵が排卵されることもあるわけです。

排卵誘発剤のクロミッド(クロミフェン)を使うと、通常の妊娠の5倍の確率で双子ができやすいです。 

 

多胎児となると母体にも負担がかかるため、肥満の人は注意が必要ですし、妊娠高血圧などにも陥りやすいです。

 

自閉症の確率が高いの?

発達障害の1種である、自閉症スペクタクルを患う率が、高くなるという話があるようです。

参考サイト:http://ameblo.jp/akatyan-jp/entry-12104339017.html

 

妊婦全体の障害児や奇形児が生まれる確率は、1%程度といわれています。

ただ、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が特別、障害児が生まれやすいということではないです。

 

不妊とは?治療ってどんなのがあるの?

 

「性交して2年以上、妊娠しなければ不妊」という定義ですが、

1年くらいから不妊治療に踏み切ってもいいかもしれませんね。

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害のため不妊症と確定されるわけではないですが、

症状をみていくと不妊の要素が多く、不妊治療を同時にすることで、妊娠しやすい体にもなります。

 

では不妊治療方法にはどんな種類があるのか、簡単に説明していきたいとおもいます。

 

不妊治療の方法とは

まず、判断材料として、卵管造影検査というのがあります。

卵管が詰まっていては妊娠しづらいですから、子宮の状態をみるのです。

これをするだけでも、妊娠しやすくなったという報告がとても多いです。

 

また、AMH(アンチミューラリアンホルモン/抗ミュラー管ホルモン)によって、

卵巣にどのくらいの卵の数があるかを見ます。

卵胞の数によって、卵巣の年齢もわかり、不妊治療の計画がたてやすくなります。

参考サイト:卵巣年齢検査について

・カウフマン療法(生理周期を正常にするホルモン剤治療)

・体外受精(ロング法、ショート法、アンタゴニスト法)

人工授精 AIH(子宮に精子を注入して受精させる方法)

・顕微授精

などがあります。

また、生まれつき子宮奇形というのもあります。

双角子宮や重複子宮などで、女性の1%程度にみられます。

しかし、自覚症状はないため、知らないまま妊娠していて、

超音波検査で発覚したということもあります。

ただ、妊娠するとなると、流産や不育症の原因になることがあります。

 

多嚢胞性卵巣症候群の検査方法や治療方法ってどういうのがあるの?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断するための検査方法や、

また治療方法はどのようなものがあるのでしょうか?

 

病院に行くときは緊張もしますから、

ある程度の知識があると、医師の話も理解しやすいですよね

 

検査方法

検査方法には、 血液検査や超音波検査、腹腔鏡下手術、卵管造影検査などがあります

・エストロゲンの一種である「エストラジオール」を、血液検査で調べることがあります。

これは、不妊かどうかの検査の指標として用いられる成分で、

女性ホルモンの分泌が正常かどうかをみることができます。


・血液検査でホルモン検査をします。

診断基準のところでも書きましたが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)だと、

LH(黄体形成ホルモン)の数値が高くなるのが特徴です。

LH(黄体形成ホルモン)が高いために、卵胞の発育が遅く排卵しずらくなる。

正常であれが、FSH(卵胞刺激ホルモン)の数値が高めになります。


・AMH(アンチミューラリアンホルモン/抗ミュラー管ホルモン)という血液検査があります。

卵胞から分泌されるホルモンで、AMH値が4.0~5.0hg/ml以上あれば、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性が高くなります。

参考サイト:AMHについて

 

卵巣の超音波検査で、卵胞の数を見ることがあります。

また、腹腔鏡下手術といって、卵巣の一部をとって顕微鏡検査をすることもあります。

 

卵管造影検査をすることで、詰まっているかどうかがわかり、

卵管が通りやすくなり、妊娠しやすくなるといわれています。

 

不妊治療と似ている検査が多いですね。

 

治療方法

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療方法として、

ダイエット、排卵誘発剤、漢方、糖尿病治療薬など、

いくつかありますので、ご紹介していきます。

 

ダイエットや運動

肥満(BMI25以上)の人は、ダイエット・減量をする必要があります。

また、運動を日頃からしていない人も、

少しずつでもウォーキングなどの運動をすることで、

代謝がよくなり血行促進しますから、

冷え性に大敵といわれる不妊が改善しやすくなります

 

経口排卵誘発剤

クエン酸クロミフェン(クロミッド)で無排卵の排卵を誘発したり、 

インスリン抵抗性の場合は、メトフォルミンも併用して使用する場合がある

 

性腺刺激ホルモン剤注射

排卵誘発をさせるホルモン注射です。

 

ホルモン剤注射では、ルテスデポー注射というのがあります。

卵胞ホルモンと黄体ホルモン剤を配合した混合薬です。

 

また、hMG-hCG注射療法(ゴナドトロピン)で、排卵を誘発させるのですが、

クロミフェンよりは効果が高いため、

卵巣が腫れたりする「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)」になることがあります

 

性腺刺激ホルモン剤注射のペン型注入器での自己注射することもあります。

毎日投与することができるため、卵巣の腫れや腹水がたまるような

卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や過排卵を予防されます。

 

ピル

経口避妊薬ピルの「ヤーズ」などで、治療する場合があります。

また、避妊目的では使えませんが、「ルナベル」というピルも使用することがあります。

 

漢方

漢方を使って、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を治療することがあります。

漢方の種類としては、「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」、「柴苓湯(さいれいとう)」など

 

そのほかの薬

スプレキュア ⇒女性ホルモンの分泌を抑制し、排卵を誘発する薬。子宮内膜症や子宮筋腫の治療でも使われる

ソフィアa ⇒女性ホルモンの不足を補うことで症状を和らげる効果がある

・不妊治療の薬として、さらに、フェマーラやルトラールなどもあります。

抗アンドロゲン作用 ⇒男性ホルモンの数値を下げる薬です

 

また、糖尿病の症状に関係しているため、メトグルコ(メデット/メトホルミン/グリコラン/メルビン)を使い、

血糖値を下げる方法も取られることがあります。

 

手術

レーザー(腹腔鏡下卵巣焼灼術 ラパロドリリング)で卵巣に、

小さな穴をたくさんあけて排卵を促進させる手術がある

 

薬による副作用

薬を飲むことで、吐き気やめまい、頭痛などの副作用は多かれ少なかれあります。

ただ、特定の薬によって、副作用が変わってくることがあります。

・クエン酸クロミフェンの副作用

 女性ホルモンの働きを弱める。子宮内膜が薄くなるなど

・性腺刺激ホルモン剤注射の副作用

 過排卵になる場合があり、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)や多胎が発生する率が高まる。

 

保険が適応されるの?治療費はどれくらい?

治療となると健康保険が適応されるかというのは気になりますよね。

基本的な多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療費は、

排卵障害が主なため、健康保険内でまかなえることが多いです。

 

しかし、不妊治療をするとなると、保険適用外が多いので、費用がかさみます。

健康保険適用範囲内

 検査、タイミング法、排卵誘発剤(適用外もある)

健康保険適用外

 人工授精、体外受精などの不妊治療費

 

治療費は?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療費は、いくらくらいかかるのでしょうか?

検査料や薬代など、目安としてご紹介していきます。

・検査やタイミング法・・・ 数千円から2万円程度

排卵誘発注射・・・ 2000円程度  

・クロミッド(排卵誘発剤)・・・ 2000円程度 

・超音波・・・ 数千円程度

・hCG注射(プロゲステロンの分泌を促進)・・・ 数千円程度 


・人工授精5万円程度

・体外受精50万円程度

 

※回数などで価格は変わってきます

※産婦人科と不妊治療専門病院では、検査方法や治療方法が違うため、費用も違ってきます

 

では、気になるのが、医療保険ですよね。

医療保険は、不妊治療中や妊娠中は加入できないため、

それより前に加入しておく必要があります。

また、保証範囲外という条件付きで加入できることもあるようです。

 

妊娠中に妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、

また、帝王切開や切迫早産、切迫流産などで入院することもあります。

このようなときに、医療保険がつかえると、入院費がまかなえるので安心ですよね。

しかし、先ほども書いたように、診断を受ける前に医療保険は入ることが必要です。

(条件付きで加入することができる保険会社もあります)

 

多嚢胞性卵巣症候群の改善や完治はあるの?

自然治癒することはあるといわれていますが、奇跡に近く、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は改善はするが、完治はするのは難しいといわれています。

 

しかし、完治して、ネックレスサインもなくきれいな卵巣の人もいますので、

完治しないというわけではありませんが、

確率は少ないでしょう。

 

ただ、その時その時の体調や体質で、卵子が排卵されたりすることもあるため、

知らない間に自然妊娠することができたというのもあるので、

完治しなくとも、日々の食生活や運動、

医師との相談や体に合った治療で、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と、ともに生活していくことはできます

 

子宮体がんになりやすい?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状があると、

子宮体がんなどになりやすい傾向にあるといわれているため、

生理不順などで体に変化が現れているのであれば、

医療機関で診てもらうのもおすすめです。 

 

生理痛や生理不順なんて「いつものことだし大丈夫だ!」って思っていると、

子宮体がんになっていたということにもなりかねません。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、病気ではありませんから、

早めに対処することでケアできます。

 

治療をしながら生活習慣で気を付けること

医師と相談しながら、体に合った治療をするのが

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を早く改善します。

 

ただ、薬などにだけ頼るのではなく、

日々の生活習慣を変えることで、さらに、新陳代謝もよくなり身体が楽になります。

 

基礎体温をつけること

低温期と高温期の2層になると、正常な周期となるのですが、

2層にならなかったり、ガタガタの場合は、生理不順の可能性が高く、

無排卵月経のこともありますから、

基礎体温をつけることで、身体の状態がわかります。

 

基礎体温はつけていない女性も多いのですが、

自分の体を知るためにもつけるといいですよ。

 

食生活を改善

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵胞の発育が悪くなると書きましたが、

卵子の質が低下したり、流産の確率も高めるため、

インスリンのバランスをとれるように、

血糖値を上げない食事をする必要があります。

 

また、タバコ(喫煙)やアルコール、コーヒー、砂糖の摂りすぎは、

糖尿病予備軍や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を発症しやすくなります。

 

医師や看護師、介護士など、夜勤の仕事や残業で遅く帰宅する人も、

生活サイクルが乱れてしまうため、食生活はきちんとする必要があります。

 

規則正しく栄養のある食事をすることが

身体の健康を維持することができます

 亜鉛:  卵子の老化を予防し、ホルモンの分泌を助けます
 豆乳:

 大豆のイソフラボンがエストロゲン様作用をすることで、女性ホルモンを補うといわれています。

しかし、今の研究では、大豆イソフラボンを吸収できるのは、日本人の50%だけといわれているため、

今では、エクオールサプリメントがすすめられています。

>>>エクオールの詳細はこちら

 

また、大豆には、ピニトールという成分が含まれており、PCOSの改善に役立ちます。

ピニトールに関しては後述します。

>>>PCOS改善にピニトールを先に知りたい人はこちらへ

 アーモンド:

 抗酸化作用のビタミンEが豊富なため、卵子の老化を防止してくれます。

生理不順の改善やホルモンバランスの調整にも役立ちます。

亜鉛や、鉄分、脂質がふくまれています。1日に20粒程度で十分です。

ルイボスティーや、ローヤルゼリー、薬用養命酒などを、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や不妊症の人は、利用していたり気になっていたりします。

 

ルイボスティー

・抗酸化作用があるため、卵子の質の低下が起こりにくいです

・亜鉛や鉄分も含まれ、さらに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の改善に役立つ「ピニトール」が微量に含まれています。


ローヤルゼリー

・働き蜂がローヤルゼリーを与えられるだけで、女王蜂になり、毎日1000個以上の卵を産むため、生命力が高いといわれています。

・ビタミンやミネラル、アミノ酸が豊富に配合されています

・脳の間脳(ホルモンバランスや免疫の調整)の働きをよくする 


薬用養命酒(養命酒製造株式会社)

・14種類の生薬をお酒の漬け込んでいるので、身体に悪い影響はないです。

・効果・効能としては、冷え性や、疲労、などの滋養強壮です。

 

しかし、だれでも飲んでいいものではないです。

使用上の注意として、医師の治療を受けている人、妊娠していると思われる人や、アレルギー体質の人、アルコールに敏感な人などがあげられていますので、

身体によさそうだし、妊活中の人は飲んでいるからと、安易に飲むのではなく、医師に相談する必要があります。

漢方薬で治療していると薬の効果が半減することもあります

 

また、プエラリアが、大豆イソフラボンと同じように、エストロゲン様作用があるため、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)にも効果があるのでは?と思う人も多いようですが、

閉経後、女性ホルモンが減った女性が使用する成分であるため、

女性ホルモンに影響を及ぼすことがあります。

 

ストレスを緩和

ストレスによって血管が収縮し血流が悪くなるため、血行不良になりやすいです。

さらに、男性ホルモンの分泌も多くなってしまうため、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。

できるだけ、ストレス解消するようにしてください

 

サプリメント利用

妊娠するために、葉酸やマカを飲むことを勧められることがありますよね。

葉酸は、細胞の働きをよくし、発育を促進してくれるため、

妊娠前から妊娠初期に摂取するといいといわれています。

厚生労働省では、1日に400μgを摂ることを推奨しています。

 

葉酸やマカ以外にも、不妊や婦人科系トラブルで悩んでいる女性は、

命の母やエクオールが気になっているようです。

 

小林製薬の命の母は、ホルモンバランスをととのえ、

生理不順や生理痛、更年期障害の症状を和らげる薬です。

 

また、エクオールもエストロゲン様作用をするため、サプリメントとして、最近ではかなり人気です。 

さきほど、「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を食生活で改善」の豆乳のところでも書きましたが、

大豆イソフラボンの効果を得られるのは、日本人の50%程度ですから、

確実に大豆イソフラボンを摂り入れられるエクオールサプリメントが普及しています。

 

※記事⇒エクオールの副作用や安全性について

 

以上のサプリメントは、不妊に効果的だったり、ホルモンバランスを調整するという、

直接、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状を改善するというわけではありませんでした。

しかし、それでも、症状が軽くなる人も多いため、多くの女性が愛用しています。

 

「ピニトール」が多嚢胞性卵巣症候群の改善に効果的

画像元:http://www.ikeda-green.com/original2.html

葉酸サプリメントは、妊娠前から妊娠初期に取り入れると、細胞が活性されやすくかったりしますが、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を改善するわけではありませんよね。

 

では、直接、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に働きかける成分があればどうですか?

 

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を改善するはたらきのある成分は、

「ピニトール」という植物から抽出した成分です。

 

大豆やルイボスティーにも、わずかにピニトールは含まれているのですが、

十分なピニトールを摂取するには、サプリメントがおすすめです。

 

「ピニトール」とは、血糖値を下げてくれるため、糖尿病治療にも使われています。

インスリンの低下で血液に糖が出てしまっているため、

血液の糖を除去する働きがあり、臨床試験で結果が出ています。

 

インスリン抵抗性を緩和したり、男性ホルモンの過剰分泌を抑える作用があります。

この2つは、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因になっている部分ですよね。

 

「ピニトール」について

「ピニトール」は、体内で「カイロイノシトール」という物質に変わります。

この物質は、インスリンの働きを抑止、ホルモンを正常化してくれます。

卵胞の発育にもいい影響があるということです

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を治すのに必要な成分だといえますよね。

 

ピニトールは妊活やさらに、生活習慣病対策にも利用できます

実際、海外では「ピニトール」サプリメントを使っていることが多いです

 

この「ピニトール」が配合されている葉酸サプリはほとんどありません。

しかし、いま、「ピニトール」の成分は、出回り始めていますので、

これから葉酸サプリにプラスされることも増えてくると思います。

 

ピニトール1日300mgをとるには、

豆乳:約800ml、大豆:約500粒、ルイボスティー:約100杯になるため、

毎日は、不可能ですよね。

ピニトール配合サプリメント「ベジママ」には、ピニトール以外にも、

葉酸や、ルイボスティー、ビタミンE、B、Cなどが配合されています。

さらに、配合量は、ピニトールが一番多いので、効果が発揮されやすいです

 

ピニトールが配合されていると記載されていても、

成分表で、後ろのほうに「ピニトール」が書かれていては、

配合量が少ないということになります。

 

「ベジママ」サプリメント

「ベジママ」サプリメントを1日4粒飲むことで、

 

ピニトール(260mg)⇒ 甘いものが好きな人への血糖値抑制効果

葉酸(400μg)⇒ 着床を助け、細胞の働きを促進、(ビタミン類と一緒に取ることで吸収がよくなる)

ルイボス(50mg)⇒ 身体のバランス、若々しさを保つ還元作用(抗酸化作用)が高い、生殖器の老化予防、亜鉛・カリウム・マンガンなどの豊富なミネラル

ビタミンE(8mg)⇒ ホルモンバランスを整え、生理不順を予防

ビタミンB12 (20μg)⇒ 身体のリズムをサポートし丈夫な体作り。葉酸の吸収を高める

ビタミンC(80mg)⇒ 身体のバランス、若々しさを保つ還元作用(抗酸化作用)。葉酸を活性させてくれる

 

全成分

ピニトール、還元麦芽糖水飴、ルイボス茶抽出物(デキストリン、ルイボス茶エキス)、アイスプラント末、デキストリン、ビタミンE含有植物油、マンガン含有酵母、結晶セルロース、ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB6、ステアリン酸Ca、ビタミンB2、バントテン酸Ca、葉酸、ビタミンB12

 

 

マカや葉酸、ルイボスティー、ビタミンなど、

多くのサプリメントをいろいろと飲む必要はなく、

このピニトール配合のサプリメントを取り入れるだけで、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に効果的ですからとても楽です。

しかも、費用も抑えられるので、経済的ですよね

 

ベジママサプリメントの口コミ

「ベジママ」サプリメントの口コミが気になりますよね。

 

匂いが、草っぽくて臭くて飲めないという悪い評価もあるのですが、

基本的には、いい評価が多いですよ。

 

口コミをいくつか紹介すると、

排卵障害があり不妊治療をしています。卵の質が良くなった感じです。

不妊治療中で、同時にこのサプリメントでケアできればと考えています

生理不順で2~3ヶ月に1回しか生理が来ていなかったのが、月に1回来るようになりました

PCOSに効果があると聞いたので、飲み始めている

このように、これからの効果に期待する人や、

実際にいい結果がでているので、「ピニトール」を摂取するようにしている人など、

愛用者は多いですよ。

 

ベジママの副作用

ベジママの「ピニトール」は植物ですし、

葉酸やルイボスも植物ですから、

基本的に副作用はありません。

 

ただ、用量を守らずに、1日にたくさん摂取することを続けると、

インスリンの作用が変わってしまったり、

ホルモンバランスが悪くなることがあるかもしれません。

 

1日4粒を守れば、基本的に副作用は問題ないです。

アレルギー体質の人は、かかりつけの医師に相談するのもいいでしょうね

 

ベジママの価格や解約とは

マカや葉酸サプリをも超えるといわれている「ピニトール」

「ベジママ」サプリメントは、

通常価格5500円(税別)⇒ 初回定期 50%OFFの2750円(税別)

定期2回目以降は、15%OFFの4680円(税別)

 

全額返金保証(初回購入の2750円が対象)

解約はいつでもOKのため、

初回定期50%OFFの2750円で初めても、

体に合わないなどで、解約することは自由です。

解約のときは、次回発送日の2営業日前までに電話で連絡する必要があります

 

「アイスプラント」に、ピニトールが配合されいているのですが、

「ベジママ」は、国内で独自の栽培方法を用いて、安心・安全に作られています。

妊娠中や授乳中でも安心ですし、

放射性検査、残留農薬検査を実施しており、「検出なし」とでています。

 

 

ただ、注意点としては、鉄分やカルシウムが、

この「ベジママ」サプリメントでとれるわけではないですから、

妊娠中の貧血予防には効果が少ないです。

 

まとめ

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の妊娠率や症状・特徴、治療方法などは、

理解できましたでしょうか?

医療の力を借りるのも必要ですが、

それと併用してピニトールのサプリメントを取り入れるのもおすすめです。

 

また、軽度の多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でしたら、

サプリメントだけでも改善されることもあります。

 

「ベジママ」サプリメントは、研究機関で実証済みですから、

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と診断されたり、

生理不順などに悩んでいるのであれば、サプリメントを利用してみるのもいいですよ。

参考サイト:PCOSの新しい診断基準ー日本産科婦人科学会

 

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